結婚指輪は素材で比較する

結婚指輪を手作りするのは、とても素敵なことです。しかし値段がイマイチはっきりしないので、「手が出づらい」という方も多いでしょう。手作りの結婚指輪が幾らするかによっては、店によって大きく変わります。ただ値段を決める構造については、おそらく何処も同じ筈です。
手作りの結婚指輪の価格を決める要素は、素材・制作費・デザイン加工費の3つがあります。中でも指輪の価格を決める上で重要な要素が、素材費でしょう。同じデザイン・同じ方法で制作しても、素材が変わるだけで数万円単位と価格が変わります。

価格を比較するなら素材は絶対に外せない

手作りの結婚指輪の価格を比較する場合、素材は絶対に外せない要素です。結婚指輪でよく使われている素材として挙げるとすれば、「プラチナ」でしょう。純白で汚れのないことから、根強い人気を誇っています。なおプラチナの結婚指輪の平均価格は、およそ23万円前後となっています。
プラチナと双璧を成すのが、ゴールドの結婚指輪でしょう。ゴージャスな装いは言うに及ばず、耐久性も非常に高いことから重宝されています。ゴールドの手作り結婚指輪の価格は、プラチナよりも少し安いです。

プラチナが金よりも値段が高くなっている理由は、希少性が高い素材だからです。金の年間産出量が4,000tに対して、プラチナは200tしかありません。金が年間大型トラック400台分産出されるのに対し、プラチナは20台分しか産出されません。埋蔵量に関しても、プラチナのほうがかなり少なくなっていると見て、間違いはないでしょう。
産出地に関しても、ゴールドが世界中で採れるのに対し、プラチナは世界でもごく一部の地域しか採掘できません。日本でも一応はプラチナの存在は確認できますが、結婚指輪1つ作れるかどうか微妙な量です。なお現在は、なぜかプラチナの方が安く・ゴールドの方が高くなっているという逆転現象が起きています。

指輪の価格構造は非常に複雑で、素材だけでは決まるものではありません。
でも素材を比較することにより、本当の姿を垣間見ることはできるはずです。