結婚指輪は左手薬指につけるもの?
結婚指輪は、何指につけるのが正解なのでしょうか。おそらく多くの人は「左手の薬指」と、答えるでしょう。結婚指輪を普段から愛用している人の多くは、左手の薬指に指輪をつけています。映画やドラマの世界でも、結婚指輪をはめているのは左手の薬指です。
しかし「結婚指輪は必ず左手薬指にしなければならない」という、決まりはありません。右手に指輪をはめたからと、罰せられた話すらもありません。寧ろ、国によっては右手に結婚指輪をつける所もあるほどです。
国によって違う結婚指輪事情
左手薬指に結婚指輪をつける国は、意外と限られています。日本と同じように左手に結婚指輪をつける国は、アメリカ・イギリス・フランス・イタリア等です。日本とは逆に右手に結婚指輪をつける国は、ドイツ・ポーランド・ノルウェー・オーストリア等の東ヨーロッパ。ロシアも、右手の薬指に結婚指輪をつけます。
インドの場合は指どころか、足に結婚指輪をつけます。インドは男優先の社会ですが、結婚だけは女優先になります。結婚指輪を贈る際には、新郎が新婦の元に跪いて足に指輪をはめるのです。
日本で左手薬指に結婚指輪をつけるようになった理由は?
国によって大きく変わる結婚指輪をつける指。ただ日本においては、左手薬指に結婚指輪をはめるのが定番となっています。ではなぜ、結婚指輪は左手薬指にはめられるのでしょうか。日本だけに限って言えば「定番」だからとしか、言いようがありません。
答えらしい答えになっていませんが、事実を捻じ曲げるわけにはいかないのです。「昔から結婚指輪は左手薬指につけるもの」というルールが定着。ルールを律義に守っていった結果、現代へと繋がったわけです。
左手薬指以外の指につけても問題なし!
昔ながらのルールをしっかり守る姿は、正に日本人らしいと言えるでしょう。ただ状況によっては、左手薬指に指輪をはめることが難しい方もいらっしゃるかと存じます。もし難しい状況であるのなら、無理をする必要はありません。
繰り返すようですが、結婚指輪を何指にはめるかは国によって大きく変わるのです。右手につけても良し、親指や中指につけても問題なしなのです。