多くの人は、すでに販売されている指輪を購入することが多いでしょう。
しかし、人によっては自分で指輪を手作りすることもあるのですが、手作りする場合には重要なことがいくつかあります。
まずは指輪のサイズですが、サイズが合っていなければ何も意味がありませんので、きちんとプレゼントする人のサイズを測っておきましょう。
そしてデザインを決めることも重要なので、あらかじめどのようなデザインにするのかを検討しておくべきです。
デザインを施せる場所が限られているので、それほど悩むことはないでしょうし、悩んだときには他の作品を参考にするのがよいでしょう。

▼ 目次

素材についてしっておこう

そして指輪を手作りする上で最も重要だと言っても過言ではないのが素材です。
素材にはいろいろな種類が存在しており、それぞれ個性を持っているので、どのように手作りしたいのかによって選ぶ素材も変わってくるでしょう。
最初にどのような素材が存在しているのかを知らないと意味がないので、使用されることが多いメインになっている素材を紹介します。

数多くある素材の中で、自分用やプレゼント用として使用されているのがステンレスやシルバーです。
これが結婚指輪になると、プラチナが最もよく用いられている素材になります。
この3つは実際に手作りをしたことがない人でも、知っている場合が多いでしょう。
この3種類以外にも、たくさん素材があるのですが、ゴールドを用いる場合もあります。
ゴールドは通常山吹色になっているのが多いのですが、現在では複数の色が存在しているので、画像を見て確認をしておきましょう。

チタンもよく用いられている素材になっているのですが、人によっては金属アレルギーを持っていることもあります。
他の素材では金属アレルギーの影響で、指に装着するとかゆみや湿疹が出てしまう場合もあるでしょう。
このような人でも、チタンであれば大丈夫という場合があるのです。
もちろんチタンであれば確実にアレルギー反応が出ないというわけではありませんので、不安な場合にはバッチテストを行っておきましょう。

一般的によく用いられている素材はこれぐらいなのですが、主な特徴を知っておく必要があります。
特徴を把握しておかなければ、手作り指輪を作るのに素材を選べなくなってしまうでしょう。

素材の特徴について

まずはステンレスですが、ステンレスは錆びにくい金属としてよく知られており、我々が生活をしていく中でもたくさん使用されている金属です。
ピカピカになっていることが多いので、見た目はシルバーに似ていると言えるでしょう。
鉄のように鈍い光を放っているわけではないので、見た目もよくなっているのが特徴です。
しかも丈夫というメリットもあるのですが、キズが付きやすいという特徴や、もらい錆びと言って錆びている物が密着していることで、ステンレスが錆びてしまうこともあるのです。
では、シルバーはどうなのかというと、見た目はとてもきれいですし、ステンレスと違って柔らかい金属なので、加工するのには適しているのですが、黒く変色しやすくなっています。
特に硫黄成分には弱くなっていることから、定期的に手入れを行う必要があるのです。

このようにステンレスやシルバーにはメリットもあればデメリットもあるのですが、この2種類以外の金属の場合、デメリットが殆どありません。
唯一のデメリットは素材の価格が高いという点でしょう。
ステンレスやシルバーであれば価格が安いのですが、ゴールドやプラチナ、チタンというのは価格が高くなっているのです。
その反面、変色してしまうことや錆びてしまうことは殆どありませんし、頻繁に手入れをする必要もないので、かなり優れていると言えるでしょう。

上記で紹介した物以外にもいろいろな素材があるのですが、近年では金属アレルギーの人でも使用することができるレアメタルを使用することがあるのです。
実は先ほど少し触れたチタンもレアメタルの一種なのです。
他にもジルコニウムやハフニウム、ニオブやタンタル、イリジウムという種類も存在しています。
おそらくチタン以外はあまり聞いたことがないでしょうが、多少値段が高くなっているのがデメリットでしょう。
それ以外は基本的にメリットばかりなので、手作り指輪を作る際には参考にしてみるべきです。

手作り結婚指輪について

加工のしやすさも大事

また、指輪を手作りする際には、比較的簡単に手に入る材料であることも重要ですし、加工のしやすさも大切になります。
プロであれば材料に適した加工法を知っているので問題ないでしょうが、素人では材料に合わせた加工ができるとは限りません。
業務用機械が自宅にあるという人もまずいないので、どのように加工を行い、どれだけ難しいのかを知っておくことも重要です。
それには自宅で黙々と行うのではなく、工房などに行ってスタッフの指導を受けながら作業をするのがよいでしょう。
そうすれば多少料金は高くなるものの、道具や材料なども自分で買い揃える必要がありません。
しかもスタッフに指導をしてもらえるので、失敗してしまう可能性も低くなるでしょう。